2023年8月22日火曜日

子宮頚がんワクチン

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で起こります。

最近20~30代の若い女性にも子宮頸がんが増えています。

子宮頸がん予防にはHPV ワクチン接種と定期的な子宮頸がん検診が大切です。

子宮頸がんは『予防手段のある』がんです。

ぜひこの機会にワクチンの接種をお勧めします。


Q.予約は必要ですか
A.初回の接種の方は電話で予約をしてください。

Q.お金はかかりますか
A.定期接種(小学6年生〜高校1年生)の女子は無料です。
2023年4月現在、定期接種を逃した平成9年度生まれ〜平成18年度生まれの女性は
令和7年3月迄の限定で公費で接種が可能です(キャッチアップ接種)。
任意接種の場合は約80,000円の費用がかかります

Q.何回接種するのですか
A.2023年4月からシルガード9という子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を広く予防できるワクチン接種が開始されました。
初回の接種が15才未満の場合は半年の間隔をおいて2回の接種で終了です。
初回の接種が15才以上の方は3回接種となります。

Q.予防接種を受けたらずっと子宮頸がんにはかかりませんか?
A.たとえワクチンを接種しても100%予防できるわけではありません。
20歳を過ぎたら定期的な子宮頸がん検診を受けてください。

※横須賀市の方は市から予診票をあらかじめ取り寄せていただく必要があります
お手元に予診票をご用意の上予約をしてください

最近、夏休みを利用して接種される方が増えてきています。
あと1年半ほどでキャッチアップの制度が終了します。
定期接種の年齢以外の方は有料となりますので、
ぜひ前向きにご検討されることをお勧めします。

ご不明点はお電話でお問い合わせください。

画像はMSD製薬の冊子よりお借りしました


2023年8月3日木曜日

8月

子ども達が待ちに待った夏休み。

どうぞ熱中症に気をつけてお過ごしくださいね。

さて最近、外陰部のかゆみで来院される方が増えています。
季節的にもカンジダ膣炎が多いです。

抗生物質のお薬を飲んだ後だったり
体調が悪かったりすると起こりやすくなります。

また糖尿病の方や、汗をかいて下着で蒸れたり、
石鹸で外陰部を洗いすぎたりなどにより起こることもあります。

症状としては、
白いポロポロしたようなおりものが出る、かゆみが治らない、などです。

尚、おりものシートやナプキンなどでのかぶれの場合と見分けがつかない場合もありますので
一度婦人科を受診をされることをお勧めします。

市販薬などで間違った治療で悪化する場合もありますのでお気をつけください。