先日何気なくラジオから流れてきたお話。
「皆さんは何か、ずっと続けていることはありますか?」というテーマでした。
読まれたハガキの内容は
『19年間も「娘日記」をつけています』
というお母さんからでした。
興味深く聞いているとこんな内容でした。
娘がまだお腹にいる時に「妊婦日記」みたいな感じで気軽につけ始めたという日記。
つわりのこと、初めての胎動を感じた時の喜び、
出産に向けての様々な思いが綴られていったそうです。
そのままの流れで「育児日記」になり
寝返りが出来た・・・歯が生え始めた・・・歩きはじめた・・・と
日々の成長が記録されていったそうです。
幼稚園に入って自分の手から離れていく娘に
半分安堵の気持ち、そして半分不安と複雑な想い・・
そして娘さんも小学生となり
テストで満点取れた・・・先生に褒められた・・・
運動会で一等になれた・・・など様々な行事のことなど。
多感な反抗期の中学生時代は
受験の事やら部活のことやら・・
やがて高校生になり
アルバイトを始めた・・・彼氏ができた・・・
とお年頃の悩みも増えてきて・・・
さすがに高校を卒業したのでそろそろ日記をやめようかと思っていたところ
娘さんに「お母さん、まだ続けてよ」と言われたとのこと。
そんな内容でした。
お嫁に行くときにその日記はそっと手渡されるのでしょうか?
こんなに長年にわたって何かを続けられるってすごいなぁ~と思いました。
皆さんは何か続けていることはありますか?
2016年10月28日金曜日
2016年10月14日金曜日
忘れられない味 ~チョコレートに込められた想い~
先日1カ月健診に来られた方から、
綺麗に包装されたチョコレートを手渡されました。
「このチョコレートを私のお産を担当していただいた
当直の助産師さんに渡していただけますか?」とお手紙と共に手渡されました。
お話を伺うと
・・・実は私がお産した夜、長くて辛い陣痛に精魂疲れ果てていました。
心が折れそうになっていた時、助産師さんに何度も何度も励まされ
ようやく赤ちゃんを産むことができました。
その喜びも束の間、ものすごく強い空腹に襲われてしまって・・・
どうにも寝付くことができませんでした。
産後の様子を見にきて下さった担当の助産師さんにそれを伝えました。
しばらくして部屋に来られそっと何かを手渡されました。
それが暗くて初めはよく見えませんでした。
「私の夜食のチョコレートよ、少しだけど召し上がって。でもこれは二人の内緒よ!」と
くすっと笑いながら帰られました。
その時の温かい心遣いがとても心に染みました。
あの味は決して忘れることはないです。
と深々と頭を下げられて、可愛い赤ちゃんと共に病院を後にされて行きました。
実はこのブログは今から1年半前に書いてそのままになっていたものです。
本日その方が第二子をご出産されました。
記事をアップしそびれてそのままになっていたのですが、
ご本人からご了承いただけたのでアップさせていただきました。
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