2019年5月20日月曜日
子宮筋腫と貧血
*生理の量が多くてトイレに行きたくても仕事中どうしても抜けられない
︎*生理の量が急に増える時があり洋服に漏れるのが心配
︎*いつ多量に出血するかわからないので出かける予定を入れられない
ここ最近、外来に来た方からの実際のお話です。
そして最後に「私みたいな人いますか??」と言われます。
実はこのような事で悩んでいる方、案外多いのです。
ご存知のように女性は生理があることで毎月血液が失われます。
これが毎月「多量」に失われたらどうなるでしょうか?
身体を巡っている限られた血液が失われることにより「貧血」になります。
こういう時のために蓄えの血液も持っているのですが
それさえも間に合わなくなると貧血がどんどん進んでいきます。
人間の身体はゆっくりゆっくり貧血が進むこと対して、
実にうまく適応する事ができるため、かなりの貧血状態でも生活はできます。
疲れやすいのは歳のせい・・・
動悸、息切れがあるのは体力がなくなったせい・・・などと思い込み、
貧血状態をそのままにしてしまうことがあります。
たまたま健康診断で貧血を指摘されて
内科で内服薬や点滴で貧血を改善しても
生理が来て多量に血液を失えばまた貧血になる・・・
というサイクルが延々に繰り返されます。
しかも前に書いたような生活への支障があることでストレスがたまります。
もしこのような事、思い当たるようでしたら是非婦人科にいらしてください。
生理が多い原因が潜んでいる可能性があります。
それを解決することにより、今までの悩みが解消することができます。
原因が、例えば子宮筋腫のこともありますし、
もしかしたら他の理由によることもあります。
今の時代インターネットで何でも調べられたり情報もたくさんあふれています。
一般的な知識は知ることができますが
肝心な自分の体のことは先生に診てもらわないことにはわかりません。
「ずっと悩んでいたけど来てよかった」という方がとても多くいらっしゃいます。
なかなか来づらい科ではありますが
自分の身体を知るためにもまずはご相談にいらしてください。
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