当院では、お産が終わってひと段落した頃、
分娩台の上で赤ちゃんを胸にしっかり抱っこして
おっぱいを吸わせてもらっています。
まだ生まれて1時間足らずなのにもかかわらず
赤ちゃんは予想以上に強い力でおっぱいを吸ってきます。
その姿にママは感動し、おっぱいでてるのかしら~?なんて言いながら、
ママになった実感をかみしめているようです。
実際、まだほとんどの人がこの時期にはおっぱいは出ていません。
それでいいのです。
おっぱいを飲ませる目的で吸わせるのではありません。
これには身体にも心にもたくさんのメリットがあるのです。
さてさてお産の翌日からいよいよおっぱいをあげる練習を始めていきます。
もちろんママと赤ちゃんの体調に合わせて無理のないように進めていきます。
まだぎこちないママと眠りがちな赤ちゃんのコンビ、
はたからみているととても初々しくて微笑ましい限りです。
初めからうまくいく人なんていません。
それでいいのです。
当院の方針は無理のないように楽しく子育てがスタートできることこそ
大切なことだと考えていますので気持ちを楽にいらしてくださいね。
ママの考え方も尊重しつつ、
身体の変化に適応したケアをしていきますのでご安心ください。
おっぱいは人にもよりますが出始めるのは、
お産後二日目から三日目くらいからの人が多いです。
おっぱいがポカポカ暖かくなってきたり重くなってきて
いわゆる張った感じがでて来るのもこのころからです。
中には退院してから「急におっぱいが張ってきて出始めました!」
なんてことも決して珍しくありません。
ですので、
入院中はこれからはじまる授乳のスタート地点に立った位に思って
あまり気負わず、わからないことはスタッフに何でも聞いていただき、
たくさん吸わせる練習をしていきましょう。
<つづく>
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